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空気が重たい

急に季節が変わった。

本当は好きな季節なのだけれど、先週は訃報が相次ぎ、また好きな店の閉店の知らせを聞き、気持ちが重たい。体調もよくないし。

芸術の秋、食欲の秋のはずなんだがなあ。

日本のチェンバロ受容史

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土曜日は神戸のテアトル・ラモーで、「日本のチェンバロの歴史は関西から始まった」というレクチャーに。講師の梅岡俊彦氏による、興味深い日本のチェンバロ受容史が展開された。戦前にも日本に古楽ブームがあったことが驚き。その頃は、ピアノもまだ珍しい時代なのに、チェンバロやクラヴィコードにも興味の目が向けられていたというのは、当時の西洋文化を吸収しようというエネルギーの大きさを物語ってはいまいか。

SPレコード音源を再生する1930年製の蓄音機がすごい。電気的なアンプもないのに、ものすごい大音量で音質も素晴らしい。

日本のピアノの受容史ともリンクして語られるべき内容かも知れないと感じた。


Vetruccio氏来日

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台風、今度は関東も凄かった。JRは30日の20時に電車を全部止めるという英断。これはよかったが、翌日朝(今朝)けっこう強風が残り、交通がかなりパニくったようだ。

先週から大学がスタート。春に訪問したイタリア・レッチェ音楽院からValeria Vetruccio教授が25日に来日。21日に関空がなんとかオープンしたため無事に来日できてよかった。

26日はリサイタル。輪郭のはっきりした表現と、特にラテンのメランコリックな旋律の歌いまわしや、リズムのグルーヴ感は素晴らしかった!

27日はマスタークラスで4人の学生と和気あいあいに、しかし的確な指摘を与えておられた。音楽にチャーミングなポップさを持ちつつ、アキレス・デル・ヴィーニュやフランコ・スコラ、リッカルド・リサリティなどに師事した正統派な音楽の痕跡も明らか。


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