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ほぼ weekly コメント。

白川真理リサイタル

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土曜日は白川真理さんのフルートリサイタル。共演はチェロの名手、山本徹さん。チェルニー、バッハ、ゴーベール、カプースチンと幅広いプログラム。銀座の王子ホールにはたくさんの方々が聴きにいらっしゃいました。

ホールよし、楽器よし、調律、ステマネ、譜めくりもエキスパートが揃っているとくれば、うまく行かなければこちらの責任。

バッハ以外は初出しでしたが、とてもよくできたトリオなので今後も機会を作って弾いていきたい。

今週からは大学の実技試験が始まります。また気持ちを切り替えて。


ドイツづいてる

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水曜日にドイツから昔の教え子が草津を訪ねてくれて、大好きだったシュロスフォルラーズの白ワインや、日本ではなかなか入手できないtempoというナプキン、ajonaという歯磨きペーストなどを持ってきてくれた。しばらく昔の気分を味わえる。

木曜日に千葉へ帰ってきて、日曜日は、ドイツから久々に帰っている友人に会いに行く。まだベルリンの壁があったドイツ時代の友人が5人集った。帰国してもう32年くらい経つが、当時の思い出が一気に蘇る。若気の至りもあったが、本当に楽しかった。なんかドイツづいてるぞ。

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2019

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明けましておめでとうございます。

初めて草津温泉で新年を迎えました。初詣は白根神社。熱燗と焼いた餅をふるまってくれて風情がある。

元号が変わる今年の年頭はいろいろな意味で新鮮な気持ち。昨年は驚くほど充実した年で、あらためて感謝するとともに、今年が良い年になりますよう、心から祈念いたします。

本年もどうぞよろしくお願いいたします。


お籠り

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23日に西八王子の永生病院で恒例のクリスマスコンサート。これで本年の仕事は一応終了。

来年12日に王子ホールでフルートの白川真理さんのリサイタル。チェロの山本徹さんとゴーベール、カプースチン、チェルニーなどのトリオ。これに集中するために草津温泉で籠り練習。カプースチンは初めてでちょっと面白くなりそう。

今年はまだ雪がそんなにないが、昼間もマイナス気温。今週末はもっと寒くなるらしい。お籠りにはいいかも。クリスマス?なにそれ。


フジタ、二月空

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師走は駆け足で過ぎる。今週で大学業務は終了。

金曜日は京都国立近代美術館の藤田嗣治展になんとか駆け込んだ。彼の生涯に渡る作品をつぶさに見られて、感無量。アイデンティティの追求?なのか、時代ごとに作風が変わっていく。作品数も多く、旺盛な創作欲を感じる。おそらく器用な人のだろうと思う。画風が変わっても、なんかハマる。ポートレイトはどことなく坂本龍一を彷彿する。常に女と動くしおかっぱにイヤリングなど気障っぽい感じもして「おそ松くん」のイヤミはこの人がモデルだったかもなんて穿った考えも浮かぶ。図録を買ってまたじっくり見てみよう。

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土曜日は神保町の老舗ギャラリー「福果」で二月空の写真展。女性2人のユニットだが、その自然体の作風が好きで、演奏会のフライヤーなどお願いしている。いつもこの時期はカレンダーを制作しているはずなのだが、今年は作らずに、この写真展。どうやら新しい活動が期待できそうだ。手元に余った印画紙があり、それに焼いてみたら面白い味が出たとのこと。そういうミニマリズム的なところも大好きだ。カレンダーにあった写真もなかった写真も新鮮に楽しめた。


年度の締め

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急に空気が変わり、すっかり冬。これから今年度の締めに入り、学生も試験の準備などいろいろ忙しい。今週は知人の演奏会やゲネも聴いた。そして来年早々のコンサートの練習も始まった。

週末の日曜日は、気のおけない中学校以来の友人と牡蠣パーティー。糸島や長崎や厚岸の牡蠣に舌鼓。年度末に向けて精気を養い、風邪などひかずに乗り切りたい。


充実の武漢行き

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武漢音楽学院訪問は充実した旅だった(11月25日ー29日)。

今回の催しは、同音楽院が海外から13校、国内から13校の芸術大学や音楽院を招いて講演やコンサートを行うもので、日本からは京都市立芸術大学が唯一招かれ、音楽学部と日本伝統音楽研究センターから11人のメンバーを組んで訪問した。

http://news.whcm.edu.cn/info/1186/5709.htm

日本伝統音楽研究センターの講演は、「古琴の日本における受容」「蘇莫者」「能楽囃子の学校教育への応用」などがテーマで、それぞれたいへん興味深い。(日本の学校教育は自国の音楽のルーツについて扱う機会が少なく、今後より充実してほしいと思う。)

「古琴」はシンプルな7弦の楽器で、中国では最近また人気が出てきているという。日本でも江戸中後期に上級武士や儒家、文人などの嗜みであったそうだ。注目の楽器である。

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古琴


音楽学部のイベントとしては、ピアノとフルートのマスタークラス、コンサートが行われ、それぞれたいへん多くの人が集まった。

http://news.whcm.edu.cn/info/1186/5727.htm

大学院の学生たちが通訳や案内係をこまごまとしてくれたり、訪問翌日やイベント終了後に学院長が会食を催してくださるという、終始たいへん友好的な雰囲気であった。音楽大学間の交流は多いが、伝統音楽と西洋音楽を合わせた形でのそれはそう多くはないだろう。本当に貴重な機会であった。


武漢

25日から月末まで武漢音楽学院を訪問。邦人作品プログラムの演奏とマスタークラス。武漢は中国の中央に位置し、人口1000万の大都市。京芸の日本伝統音楽研究センターの所長をはじめ、教員も同行。

聞くところによると美味しいスープがあるらしい!!

よって来週のアップはできません!FBもTwitterもGoogleもない生活はどんなだろう?

帰国後ご報告します。

現代邦楽

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木曜日は京都芸術センターで中川佳代子さんの「現代邦楽作品展」。お箏プレイヤーの彼女は、精力的に現代作品に取り組んでおられる。今回はシリーズ「FINAL」とのことで、とっておきの作品が並んだのではないだろうか。

宮城道雄、石井真木、湯浅譲二、松村禎三、山本邦山、そして最後は彼女の師である沢井忠夫。いま、自分も平尾貴四男のフルートとピアノのためのソナチネを弾いているが、共通する部分が多々あり、宮城道雄以来の「現代邦楽」という流れが、かなり強固に存在しているのを感じた。

日本人は鎖国をやめた明治以降、積極的に西洋文化を取り入れてきたが、逆にその頃からの自国文化にやや冷ややかであるように思う。音楽に関しては、特にそれまでの音楽と明治以降の音楽の隔絶を感じるのだが、そこを繋いでいるのが、「現代邦楽」であるような気がする。かくいう私も、先人の近代の軌跡に疎い。こういう音楽にもっと注目し、尊重する気運があってもよい、いやあるべきだと思いました。


NDRエルプフィル

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水曜日は京都コンサートホールで、NDRエルプフィル。ソリストは故障のエレーヌ・グリモーの代役でルドルフ・ブッフビンダー。ベートーヴェン4番。職人的な演奏だった。アラン・ギルバートの流れるような音楽との相性もよい。アンコールはベートーヴェンop31-3のスケルツォ。ソナタ全曲を手がけているだけあって、余裕の演奏。

オーケストラは、対向配置(第1ヴァイオリンと第2ヴァイオリンが向かい合う)で、低弦が向かって左というもの。ちょっと慣れないが、弦楽器の技量は驚くべきものだった。ブラームス4番の終楽章でのモルト・エスプレッシーヴォの迫力は忘れられない。

ああ、でもグリモー聴きたかった!


兆し

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水曜日は定期健康診断。10数年に亘って抗い続けてきた降圧剤の服用だが、ついにギブ。数値が予想より高かったこともあるが、昨今の体調不良(帯状疱疹、突発性難聴、痛風の疑いなどなど)もあって、気が変わり飲んでみることにした。

土曜日は平野蘭さんの写真展。カサブランカという百合の写真が中心だったが、平野さんに促されて、手に取り、間近で観察して驚愕。なんと精緻な光沢とテクスチュア!とくにシルバーやグリーンの触れたくなるくらいなめらかな質感は忘れがたい。

このところ、なんとなく周囲の気配が変わりつつあるように感じる。理由はないが、よい兆しであることを期待。


高砂や

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音楽プレーヤーとして使っていた旧型のマックがお亡くなりになった。また冷蔵庫が冷えなくなってきてこちらも新旧交代。

大学院の入試が終わり、晴れた日曜日は久々にお能。それも「高砂」。東山の京都観世会館近くは人出も多い。

高砂の中で、相生の松を讃えて、和歌を詠ずるもとになるとし「草木、土砂、風や水の音にまで万物に歌の心がある」と歌うところは感動的。先週までどんよりしていた気分もいくらか爽やかさが戻ってきた。

疎水の川辺で食べるお蕎麦、そしていつも行列ができている祇園饅頭の工場でできたてのくりもち。丹波栗がたっぷり。やはりこの季節はいちばんだ。


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