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ほぼ weekly コメント。

確固たるバッハ

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台風でハラハラしたが、今日の横浜でのコンクールも無事に行われた。朝家を出る間際まで雨風吹き荒れてたのに電車も動いてひと安心。

このところ腰の調子が悪く、少し良くなったと思うとまた痛くなる。太陽フレアの影響かな。

土曜日は桒形亜樹子さんのチェンバロを聴きに代官山教会へ。ご自身が所有されているフレミッシュチェンバロで、バッハの平均律第一巻全曲。2度の休憩をはさんで2時間半の熱演だったが、全然長さを感じない。

独自の解釈によって、一定のテンポで全曲を弾ききる(tempo ordinario)。また全24曲を8曲ずつに分割するのも根拠があってのことだそうだ。 10月に学会でこれらのことについて発表されるようで、これもまた楽しみ。調律は予想通りレーマン。百戦錬磨の彼女による確固たるバッハ像を感じた。


金沢・富山&陶芸

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先週末は金沢と富山でレッスン。思ったより暑かったが、好天に恵まれた。土曜日午前の新幹線は満席。

両親の出身地である北陸は独特の匂いがある。子供の頃からほぼ毎年訪れていたため、この匂いに出会うとノスタルジーを感じてしまう。

東京でも関西でも買えないルマンドアイスを食べた。きっちりルマンドが生きていて、なかなかいいです。

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月曜日は京都で長谷川直人さんの個展に。独特の手法による陶芸。焼きものというより、永い歳月をかけて何かが付着していったような自然物のように見える。すごく和む。


草津温泉の睡蓮園

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先週火曜日から犬とふたりで草津温泉。台風が近づいていたので天気は期待していなかったが、予想に反して晴天が続いた。東京も涼しいようだが、こちらは清々しい。また星空が美しいこと。もう秋深しという感があり、栗拾いしている人も。

草津にほぼ住んでいる昔の教え子が訪ねてくれて、犬と一緒に散歩。草津のいろいろな情報を教え合ったり、草津を褒め称えながら歩いた。森の奥にある睡蓮の池へ連れて行ってもらったが、趣きのあるいいところ。人もいないし。こんな場所もあるんだ。もう睡蓮は時期が過ぎているが、いくつか花も咲いていた。散歩のコースにぜひ加えたいところ。


2つのコンサート

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土曜日は春日部市民文化会館でソプラノ持木文子さんの伴奏。暑い日でしたが、たくさんのお客様。今回は春日部女子高等学校マンドリン・ギタークラブも加わって華やか。

日曜日は神奈川県立音楽堂で植村泰一先生のフルートリサイタルの伴奏。ここで弾くのは40年ぶりくらい。さすがは日本最古の木のホール、1820年製のグレーバーのフォルテピアノは、いままででいちばんクリアな鳴りをしたのではないかな。植村先生の1871年のルイ・ロットも、頑張らずに吹けるとのこと。このホール9月に改装に入るが、ぜひ現在のクオリティを維持してほしい。


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神奈川県立音楽堂


和歌山

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先週は和歌山で演奏会と公開レッスン。ピアノグループ「え~む研究会」の主催のイベント。和歌山は初訪問。町並みはどこか千葉と通じるゆったりとした空間と海の気配。もちろん海産物は最高。

宮下直子さんとの初共演はとても楽しかった。コンサート後に2つの素晴らしいサロンを訪問。お庭の美しい緑風舎はスタインウェイのフルコンを備える。Luruホールは心地よいカジュアルな空間。なんと来年またここで宮下さんと共演できることになった。それぞれの会場に合うように違うプログラムを考えようと相談。これは楽しみだ。


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緑風舎


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Luruホール


娘帰還

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降ったりやんだりの毎日。

先週は、3週間アメリカへ語学研修に行っていた娘が、帰って来た。高校の行事で、シアトルでのホームステイ。娘にとっては念願の海外。ホストファミリーにはとてもよくしていただいたようで感動していた。いっぽう、現地の甘いものの摂取の多さにも驚いていた。

戻ってきたら、戻ってきたで夏休みの宿題などに追われているようで、いまどきの高校生はたいへんだね。


SX試弾など

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長寿台風が上陸した。強い風雨の中、大阪なんばのヤマハに出向いた。新着のSXの試弾。今までSといえば4からだったが、今回ヤマハは初めてS3Xという小型(186cm)をリリース。小型ながら、十分な広がりと、何より最近のヤマハ独特の、温かく気品のある音色が極められているという印象。近くS6Xも入るとのことで楽しみ。

先週の木曜日は久々にヨハン・ゲオルク・グレーバー1820年のフォルテピアノでフルートと合わせ練習。あらためて見ると、黒鍵がすごーく長い。またストロークが短く、体感的にはモダンピアノの半分以下。鍵盤が5ミリくらい動くと音が出る。コントロールには超人的な繊細さが必要。

土曜日は、千駄ヶ谷。日本チェンバロ協会の例会へ出向く。お題は「リュート・タブラチュアから探る16、17世紀の鍵盤音楽の解釈」で、講師はスコラ・カントルムで学ぶ坂本龍右さん。リュート音楽と鍵盤音楽は互いに刺激しあい、共通に演奏される作品も多く存在するという。両者の記譜の様子から、自ずと演奏解釈も導き出される例もあり、興味深い。とは言えなかなかアタマがついていかない。前週はネウマ譜をやったばかりだが、リュートの譜面も、慣れないとそこから響きを想像することは困難・・・。

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ヨハン・ゲオルク・グレーバー


中世の作法

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土曜日は等々力で中世音楽センターの講座を受けた。ソルミゼーションや、ノートルダム楽派の譜読み、アルス・スブティリオールの複雑な書法などを体験した。なかなかたいへんだったが、とても興味深い。中世的なソルミゼーションの手ほどきを、今やってもいい、というかやったほうがいいかも知れないと思った。せっかく先達が記譜を始めてくれたわけだから。

日曜日の夜から草津温泉に移動。避暑をかねてひとり合宿(笑)。草津の蕎麦はレベルが高い。今回は毎食蕎麦にしようかな。夕食終えると、ちょうど明日の草津温泉感謝祭のリハーサルをしていた。衣装はつけていないながら、ほぼ式典をそのまま行っていて、引き込まれてしまった。横笛がすごくいい。

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草津温泉感謝祭のリハーサル


実技試験終了

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祇園祭は後祭で賑わう(ボケボケ写真で雰囲気だけどうぞ)。

週末から月曜日にかけて、前期ピアノ実技試験。日曜日の4回生による学内リサイタルは、公開演奏。蒸し暑い中、たくさんのお客様。学生も弾き甲斐があったろう。今週いっぱい続く伴奏試験が終われば前期は終了。

すぐに8月。けっこう忙しい8月。



じめじめ

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空気の中から水がしたたり出てきそうな湿度。このじめーっとした不快感はたまらん。

今日は学生の試験ゲネを長時間聴く。4回生は60分のリサイタルプログラムなので、集中がたいへん。

先週土曜日は、9月に鶴見で行うコンサートのリハーサル。初めて桐朋学園の調布キャンパスにお邪魔する。コンクリート打ち放し。近代的な設備。今どきの私学はこうだよな(苦笑)。オーボエのKさんとは、ほぼ30年ぶりの再会。久々にミュンヘン留学時代の懐かしい話しができた。


漆黒サウンド

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金曜日は目白のカトリック東京カテドラルでオラショクラブのコンサート。丹下健三の設計による教会。スペイシャスな空間で美しい響きを堪能した。演奏は格調高く、ハイドンやフックス、モーツァルトやシューベルトによる宗教音楽の魅力をよく伝えていた。

月曜日は東京シンフォニエッタの定期。東京文化会館小ホール。「師弟。その美学」と銘打ったコンサートで、演目は前半に酒井健治とミカエル・ジャレル、後半にゲオルク・フリードリヒ・ハースとフリードリヒ・ツェルハという組み合わせ。残念ながらツェルハは時間の都合で聴けなかった。前半の酒井とジャレルは、エレクトロニクスがアコースティックと溶け合う面白さ。ジャレルのコントラバスの扱いは、幅広い音程を駆け巡って弾いているのに、ほとんど音程を感じさせない。だが、響きの種類は多彩という不思議。ハースの作品は特にユニークだった。低音楽器ばかりを集め(バスクラ、コントラファゴット、コントラバス、チェロ、アコーディオンなど)濃い色に濃い色を塗り重ねたような漆黒サウンド。アコーディオンがこのように深い低音が出るのが新鮮に感じられた。


もう逃げられない

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抜糸が済んで、手術から12日経過。痺れはまだあるが、日常生活には影響ありません。

7月に入り、暑さも本格的に。もはや、深夜も早朝も日陰でも逃れられない。

土日はピティナ・コンペティションの審査。2日間とも10時から19時半までのハードワーク。演奏も若さとエネルギーにあふれて、お腹いっぱい。

京都はもうこんな季節。こちらも、これからエネルギーに満ち満ちてくる。


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