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12月Winter-A Snowy Morning


  師走 水野年方:雪の朝

Courtesy of Freer Gallery of Art and Arthur M. Sackler Gallery, Smithsonian Institution.


modified WEBLOG page : December 11.

modified CONCERT page : December 4.

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聲明とヴァイオリン

アマゾン・ヴィデオで寅さんを見ているが、初代おいちゃんの森川信や、その後の松村達雄は、自分より歳下で演じているのを知って軽くショックを受ける。

日曜日は杉原まさみさんの池上・本妙院でヴァイオリンを聴く。シュメルツァー、ムファット、ビーバーと17世紀もの。チェンバロは山縣万里さん。楽器は加屋野木山さん製作。バロック・ヴァイオリンに転向して間もない杉原さんだが、なかなか堂に入った演奏。山縣さんも軽々と支える。伴奏はこうでなくっちゃ。チェンバロは温かな音色で本堂を満たす。BSのカメラが入っていた。

終曲のビーバーのパッサカリアは聲明と一緒に奏されたが、これはなかなか秀逸なアイデア。もともと無関係に進むはずが、互いにループしながら変に同期するような場面があり、ミニマル的な現代曲の趣きをもち、オーディエンスもここにいちばん引き込まれているように感じられた。

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アクロス福岡・円形ホール

ルー・ハリソン記念コンサート(先週の木曜日)は楽しかった。アクロス福岡の円形ホールに、4台の鍵盤楽器が勢揃い。ノーマルな平均律のヤマハC7、ヴェルクマイスター律のヤマハC3、そしてルー・ハリソン指定の純正律によるタックピアノ(ハンマーの先端に画鋲状の金属をつけたもので、今回はアップライト)、そしてキルンベルガー律のアトラス・チェンバロ。アトラスは1960年代から70年代にメジャーだったピアノメーカー。

ルー・ハリソンの鍵盤作品アンソロジーと言ってもいい今回の企画、彼のいろいろな側面が伺えてたいへん面白かった。シェーンベルクから賞賛を受けた「Aria and Conductus from Suite」や「コルネイユのシンナのための劇伴音楽」などは普段滅多に聴くことができない。サラ・ケイヒルの演奏は、スイング感に富んで、生き生きと彼の音楽を描く。

僕はハープシコード・ソナタで参加。1943年の初期ソナタと1999の晩年ソナタ。どちらも旋法的な語法で、アジア人としてたいへん親しみのもてる曲。アンコールにはサラと「エヴリン・ヒンリクセンのためのワルツ」を、それぞれチェンバロとピアノで。これも古賀メロディのようにノスタルジックな曲。

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ルー・ハリソン

11月もあと僅か。年末ムードが漂う。

今週の木曜日は、福岡でルー・ハリソン生誕100年記念コンサート。チェンバロで参加です。

演奏するのは、ハープシコード・ソナタ。1943年の「6つのソナタ」の初めの3曲、そして1999年のソナタ。半世紀隔てた新旧ソナタをお聴きいただく。ピアノとチェンバロ、またいくつかの違った調律を聴き比べるという、面白い企画。ピアノはアメリカより、ルー・ハリソンとも親交のあったサラ・ケイヒルさん。

アクロス福岡円形ホールも初めて。さてどんな響きになるだろうか。

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水を演奏する

いい感じに寒くなってきた。犬が8歳になりました。

金曜日は大学で特別授業。塩見允枝子さんのフルクサス・パフォーマンス。テーマは「水を演奏する」。安定した状態を崩すことで、さまざまに変容する水。

「水の回路」はケチャ風に決められたリズムを16人がサークルになって水の入ったコップを叩く。始めはメトロノームに合わせて、途中でメトロノームを止める。ときどき右の人に水を入れることで音程が変わる面白さ。またメトロノームを止めたら、とたんにリズムが変わってカオス的になり面白かった。

「水の会議」はワイングラスの縁を触って鳴らす、水の入ったペットボトルを振る、水の入ったボウルを叩く、水笛をそれぞれ、台詞を模して鳴らしていく。

最後の「ウォーターミュージック」は台詞の書かれた紙を5人の演者が読みながら、中央の水槽に投げ入れていき、紙がなくなるまで続けるパフォーマンス。これに舞踊を取り入れるアイデアもあるとか。

塩見さんの質問に、地球上を巡り巡る水が、その放浪の記憶を持っているかも知れないという学生の返しもあり。

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自由が丘

日曜日は自由が丘クラシック音楽祭。今回初の試み。フランス音楽というテーマで、サロンでの演奏会を集中的に聴いてもらおうというもの。2会場で土日合わせて何と25公演!ラ・フォル・ジュルネをもっとカジュアルにしたような催し。

僕は2つの公演を担当。ソプラノの武田裕子さんとフォーレやアーン、プーランクの歌曲。それからソロでラヴェルの初期ピアノ曲と優雅で感傷的なワルツ、フォーレのノクターンを弾いた。

ちょっとバブル期の空気が蘇ったような錯覚。スケジュールがタイトで、主催者も出演者も、そしてもしかしたらハシゴして聴かれるお客さまも、ちょっとたいへんだけれど、こういうのあって全然いいよね。



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