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2018 師走


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年度の締め

急に空気が変わり、すっかり冬。これから今年度の締めに入り、学生も試験の準備などいろいろ忙しい。今週は知人の演奏会やゲネも聴いた。そして来年早々のコンサートの練習も始まった。

週末の日曜日は、気のおけない中学校以来の友人と牡蠣パーティー。糸島や長崎や厚岸の牡蠣に舌鼓。年度末に向けて精気を養い、風邪などひかずに乗り切りたい。

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充実の武漢行き

武漢音楽学院訪問は充実した旅だった(11月25日ー29日)。

今回の催しは、同音楽院が海外から13校、国内から13校の芸術大学や音楽院を招いて講演やコンサートを行うもので、日本からは京都市立芸術大学が唯一招かれ、音楽学部と日本伝統音楽研究センターから11人のメンバーを組んで訪問した。

http://news.whcm.edu.cn/info/1186/5709.htm

日本伝統音楽研究センターの講演は、「古琴の日本における受容」「蘇莫者」「能楽囃子の学校教育への応用」などがテーマで、それぞれたいへん興味深い。(日本の学校教育は自国の音楽のルーツについて扱う機会が少なく、今後より充実してほしいと思う。)

「古琴」はシンプルな7弦の楽器で、中国では最近また人気が出てきているという。日本でも江戸中後期に上級武士や儒家、文人などの嗜みであったそうだ。注目の楽器である。

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古琴


音楽学部のイベントとしては、ピアノとフルートのマスタークラス、コンサートが行われ、それぞれたいへん多くの人が集まった。

http://news.whcm.edu.cn/info/1186/5727.htm

大学院の学生たちが通訳や案内係をこまごまとしてくれたり、訪問翌日やイベント終了後に学院長が会食を催してくださるという、終始たいへん友好的な雰囲気であった。音楽大学間の交流は多いが、伝統音楽と西洋音楽を合わせた形でのそれはそう多くはないだろう。本当に貴重な機会であった。

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武漢

25日から月末まで武漢音楽学院を訪問。邦人作品プログラムの演奏とマスタークラス。武漢は中国の中央に位置し、人口1000万の大都市。京芸の日本伝統音楽研究センターの所長をはじめ、教員も同行。

聞くところによると美味しいスープがあるらしい!!

よって来週のアップはできません!FBもTwitterもGoogleもない生活はどんなだろう?

帰国後ご報告します。

現代邦楽

木曜日は京都芸術センターで中川佳代子さんの「現代邦楽作品展」。お箏プレイヤーの彼女は、精力的に現代作品に取り組んでおられる。今回はシリーズ「FINAL」とのことで、とっておきの作品が並んだのではないだろうか。

宮城道雄、石井真木、湯浅譲二、松村禎三、山本邦山、そして最後は彼女の師である沢井忠夫。いま、自分も平尾貴四男のフルートとピアノのためのソナチネを弾いているが、共通する部分が多々あり、宮城道雄以来の「現代邦楽」という流れが、かなり強固に存在しているのを感じた。

日本人は鎖国をやめた明治以降、積極的に西洋文化を取り入れてきたが、逆にその頃からの自国文化にやや冷ややかであるように思う。音楽に関しては、特にそれまでの音楽と明治以降の音楽の隔絶を感じるのだが、そこを繋いでいるのが、「現代邦楽」であるような気がする。かくいう私も、先人の近代の軌跡に疎い。こういう音楽にもっと注目し、尊重する気運があってもよい、いやあるべきだと思いました。

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NDRエルプフィル

水曜日は京都コンサートホールで、NDRエルプフィル。ソリストは故障のエレーヌ・グリモーの代役でルドルフ・ブッフビンダー。ベートーヴェン4番。職人的な演奏だった。アラン・ギルバートの流れるような音楽との相性もよい。アンコールはベートーヴェンop31-3のスケルツォ。ソナタ全曲を手がけているだけあって、余裕の演奏。

オーケストラは、対向配置(第1ヴァイオリンと第2ヴァイオリンが向かい合う)で、低弦が向かって左というもの。ちょっと慣れないが、弦楽器の技量は驚くべきものだった。ブラームス4番の終楽章でのモルト・エスプレッシーヴォの迫力は忘れられない。

ああ、でもグリモー聴きたかった!


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